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フォトグラファーとして撮影を始めて苦しかったことは、
写真を撮っている人がライバルに思えて、
負けたくなくて、メラメラしちゃって、
その結果、その写真を撮っている人自身が苦手に思えてしまうことでした。

特に自分と似た作風の写真を撮っている人。

負けたくない
私の方がもっと良い写真撮れるのに
負けたくない

そう思う心の狭さが嫌で、でも誰かの活躍を見るのはもっと嫌で、
何だか、ずっと苦しかった。


でも、今日とある素敵なカメラマンさんとお話していて、
そういうモヤモヤが
すーーーーーーーーーーーーっとした。
すーーーーーーーーーーーーっと。

その方は、パッと見て私と空気感が似ている写真を撮られているな、と思います。
明るくて、光がきれいで、HAPPYな雰囲気。
(ちなみに私の写真よりすごく、素敵。)

でも、全然嫌じゃなかった。
嫌どころか、その方の写真が大好きになったし、その方自身も好きになった。
それは、あまりにもレベルが違い過ぎて比較が出来ないから、とかそういう話ではなく、
気付いたんです。

ともすればライバルになってしまう関係性だけれど、
そこでVSになるのではなく、
お互いの良い所、違いを引き出して高め合えればええやん、と。 
例えば、仕事相手としてクライアントからどちらが選ばれるか、それはタイミングと運もあるし、
単純に、自分は自分で良い写真を撮影すれば良いのだと。 

自分、なんだと。

当たり前、ですよね。笑
でもなかなか気付けなくて、苦しかったなー。
一つ、大人になりました。

もう30手前だけどね