決断しました。わたし、今年いっぱいで会社を辞めてフリーランスとして独立します。
インスタグラムを始めたのが2014年10月。女の子を撮り始めたのが2015年5月。
そこから、多くの方に助けてもらって、少しずつ少しずつ歩みを進めて行ったような気がします。
歩みを進めるにつれて見えてきたのが「会社を辞めてフリーランスとして活動する」という選択肢。
この選択肢はちょっとやそっとの覚悟では選べませんでした。
仕事を頂く度に「フリーランスでもやっていけるかも!」とわくわくして。
でも仕事をする度に自分の実力不足を痛感して。
インスタグラムのいいね!の数に一喜一憂して、自分らしい写真とコトバって何だろうって悩んだりして(これはいつも考えているけれど)。
なかなか覚悟を決められませんでした。
だって、今の私の仕事、すごくすごく待遇が良くて、人間関係も良くて、辞める理由が見当たらなかったんです。
最後の決め手になったのは、人のつながりと直感。
一つ目、人のつながり。
わたしのことを直接知っている人はご存知かもしれませんが、わたしは決して社交的なタイプではありません。
大勢の人の前で自分の話をするのを躊躇いますし、写真を見せるだけでも緊張します。
会社を辞めるかどうか迷っていた時、自分に課題を与えました。この日までに名刺交換を◯人としよう!と。
決めたらやるしかなくって、今までは絶対行かなかったイベントとか、飲み会とかに少しずつ顔を出してみました。
すると、結構楽しいし、学ぶことが多いんですね。もちろんそこからすぐに仕事につながるとかそういうことではなく、
ただただ、新しい人に会って話をするのが楽しかった。
ずっと自称・人見知りな自分がコンプレックスだったけれど、大丈夫、克服できる、って思えて、それが一つの理由。
もう一つは直感。もう今年の9月~10月はずっとずっと辞めようか辞めまいか悩んでいました。考えて考えて、でも結論が出せなくて。 最後はもう直感で決めました。
来年3月まで今の職場で働いた方が良いのは明らかなんだけれど、12月末で退職することにピンと来てしまった。
何かを始める時、決断する時に人は理由を求めてしまうけれど、
私の場合、理由を見つけ出すと辞めなくてもよい理由ばかり浮かんでしまって、
自分の本心を置き去りにしてしまいそうだった。だから、直感で。
あとは、こんな記事にも勇気づけられました。
特に①の記事は印刷して飾っておきたいくらい、勇気付けられました。
清澄白河の日傘屋・Coci la elleのひがしちかさんのインタビューです。
何かに迷っている方、ぜひ読んでみてください。
私は今、福祉関係の仕事をしていますが、母子寮から自立するって本当に途方もなく難しいこと(もちろん人それぞれ状況は違いますが…)。
そんな状況下で「もう、履歴書は二度と書かない」って決意して、自身のブランドを一から立ち上げて…やりたいことを貫いた努力と決意。すごい。いつかお会いしたい。
決断した今、不安はもちろんあります。今当たり前のように隣にいる上司はもういないし、大きなコピー機や備え付けの机もなくなる。
定期的な給与もなくなります。当たり前のようにあるすべてが、一旦なくなるんやなぁ。そんな不安とわくわくでゆらゆらしています。
正直この2年間、ずっと走ってきました。だだだだっ!朝5 時半に 起きて家事をして会社に行って、19 時頃 帰ってきて。そこから執筆したり撮影したり。
休日も最近はずっと撮影しています。すごくすごくうれしい。
でも、もう少し自分の時間があれば、もう少しインプットの時間があれば、もっと良い仕事が、作品が出来ると思うんです。
だからこれからは、もう少しマイペースに(と言っても猪突猛進しちゃうのが私ですが…笑)、良い仕事を積み重ねていきたいです。とりあえず、 2週間位旅に出たいな。どこかあったかい所。
最後に旦那さんのこと。
今回の決断において、一番影響を受けるのは旦那さんだと思います。良い意味でも悪い意味でも。
昨日も今後の話を色々としていましたが、「楽しく行こうよ」と言われました。
私の旦那さん、ものすごく論理的で常識人で、良い意味で堅い。未来を楽観視するわたしVS綿密に考えたい彼 みたいな図式がいつも出来上がるのですが、そんな彼から楽観的な言葉が出てきたことに本当に驚きました。すごくうれしかった。
夫婦と言えども人だから、価値観が合わないことはたくさんあるけれど、ほんの少しずつ譲り合って、仲良く過ごしたいなぁ。
わたしたちの人生、わたしの人生、これからどうなるのでしょう(本当に)。
会社にいれば、異動して昇進して出産して…と今後5年の流れがある程度決まっていたのに、全部なくなっちゃった。うふ。
写真を撮ること、言葉を紡ぐこと。何かすてきなこと・もの・ひとを編集してあなたの手元にお届けすること。
そんなことをベースに世の中の役に、人の役に立ちたい。自分を役立たせたいです。
そして、はじめの一歩を踏み出すわたしの生き様は、これからも綴っていきたいと思います。
ものすごく成功するかもしれないし、派手にこけるかもしれないけれど、
それも含めて、今まで通り見守っていただければ。応援してもらえれば。嬉しいです。
Girls be ambitious!
女の子だって大志を抱いていいよね。
抱えきれないくらいの勇気と愛嬌も忘れずに。